イラク戦争従軍記
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #680968 / 本
- 発売日: 2003-05
- 版型: 単行本
- 191 ページ
エディターレビュー
内容(「BOOK」データベースより)
命を賭けた従軍取材、その興奮と恐怖。記者がつぶさに目撃した「生」のイラク戦争。
内容(「MARC」データベースより)
米軍と一ケ月行動を共にした記者がつぶさに目撃した「生」のイラク戦争。命を賭けた従軍取材の興奮と恐怖、「戦争報道」の現実を伝える。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
野嶋 剛
1968年生まれ。上智大学新聞学科在学中に香港中文大学留学。92年に朝日新聞入社後、佐賀支局、中国・アモイ大学留学、西部社会部などを経て、2001年7月からシンガポール支局長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
イラク戦争の「アメリカ軍」従軍記
著者は新聞記者で、アメリカ軍に従軍して朝日新聞にレポートを送り続けていた人。
あのような短い期間に遂行された攻撃で(ベトナム戦争のときのような、長く過酷な「従軍」ではない)、日本のしかもまだ30半ばの記者がアメリカの軍人と完全に一体感のようなものをもってしまうのは仕方がないと言えるかもしれない。
ただし、この本を読むのなら、アメリカ以外の立場からの本も併読した方が、これからの世界を考えるに際して展望が開けてくると思う。
イラク戦争の「アメリカ軍」従軍記です
この本の著者は、イラクでのアメリカの軍事行動に新聞記者として従軍し、朝日新聞にレポートを送り続けていた人です。
ベトナム戦争の際の数々の従軍記などとは異なり、あっという間に遂行されたイラクでの軍事行動について、このような短期間で一体戦争の何がわかるのかという印象を持ちながら読みました。戦争の現実がテレビで伝えられないのは当然ですが、若い一記者がアメリカ軍に従軍し、記録したものでこの軍事行動(とその被害)の実際がどのようなものであったのかを判断するのは、やはり不可能だと思います。
この本はアメリカ軍に従軍していた一人の日本人がどのような感想を持ったかという、いわばアメリカサイドの考え方を理解するのに有用な本だと言えるでしょう。ただし、この軍事行動を別の視点」からとらえた本を一緒に読んで、私たちの想像力を膨らませることが必要になると思います。
アメリカ兵の目
3月20日の侵攻開始から,4月4日まで,海兵隊に従軍した記者の従軍記。
筆者は,イラク戦争は正義に反する戦争であると考えており,その点を作戦中に兵士に聞いてみた。
《「うちの新聞はこの戦争を「侵攻」と書いた。反戦デモは世界中で起きている。みんな,どう思うか」
兵士たちの反応はすごかった。
「これはイラク解放の戦争だ。侵略なんかじゃないぞ」
「お前のボスはコミー(共産主義者)か」
「デモの連中は卑怯で臆病な学生だ」
さんざん言われるなか,リーダー格の狙撃手,ジェイソン二等軍曹が口を開いた。
「この戦争にいろいろ批判があるのは知っている。だかおれたちは兵隊だ。飯を食って,銃を磨いて,敵を殺さないと家族に会えないんだ。やるべきことをやるだけなのさ」
兵士にとっての戦争というのは,殺すか殺されるかだけなんだ。お前の質問は意味がない。そう言われたような気がした。》(168〜169頁)
筆者も書いているが,ジャーナリストはとにかく現場で見聞きしたものを報じるのが仕事である。ベトナム戦争時代の幾つかの作品のように優れた作品ということはできないが,これはこれで,イラク戦争に従軍したアメリカ兵の姿が素直に書かれている本だと思う。少なくとも,酷評するほど「アメリカべったり」の従軍記ではなかった。


