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韓国現代史 (岩波新書)

韓国現代史 (岩波新書)
By 文 京洙

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  • 発売日: 2005-12
  • 版型: 新書
  • 258 ページ

エディターレビュー

内容(「BOOK」データベースより)
日本の植民地支配から解放されて六〇年。韓国の歩みは分断、戦争、独裁、軍事政権、民主化運動、そして経済破綻など日本では想像を絶するような波乱に満ちている。三〇年余りの歳月を隔てて起こった二つの悲劇―済州島四・三事件と光州事件を軸に、ダイナミックに描きだす激動の現代史。

内容(「MARC」データベースより)
日本の植民地支配から解放されて60年。韓国の歩みは、日本人の想像を絶するような波乱に満ちている。30年余りの歳月を隔てて起こった2つの悲劇、済州島四・三事件と光州事件を軸に、ダイナミックに描き出す激動の現代史。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
文 京洙
1950年東京に生まれる。1980年法政大学大学院社会学研究科修士課程修了。立命館大学国際関係学部教授。専攻は政治学、韓国現代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


カスタマーレビュー

平易かつ詳細な現代韓国史5
最近、韓国関係に関する著書は増えているが、真に学問的なアプローチを目指す本は少なかった。ややもすると、韓国を揶揄すること自体が目的化する状況の中で、この本は非常に研究や歴史自体に誠実な本であるといえよう。
まず、思想的に(右左両方とも)偏ることなく、ここ60年間の韓国の変遷を資料をもって明らかとしようとする。特定の思想に貫かれた伝え方ではなく、あくまで資料に誠実に韓国史の流れが記されている。しかし、ここ60年の韓国のダイナミズムが読むものを飽きさせない。
日本人にとって、「こわい」と形容されがちだった60年代や、現代急速に進んだ民主主義の道のりまで、平易なことばでわかりやすく伝えようとする著書の姿勢が見て取れる。
膨大な資料をここまでコンパクトにまとめているという点では、韓国研究を志す学部生から、韓国史そのものに興味を持つ社会人まで、幅広い層に受け入れられる良書であろう。

地図と略年表つき5
植民地支配から解放された、その後について。
情緒的な表現を抑えた、淡々としてなめらかな文章は、教科書のようだ。新書におさめるには、あまりにも多くの出来事があった60年。容赦なく、先へ先へと進む。
個々の出来事については他書のほうが豊かなイメージを呈示することもあるだろう。しかし、韓国事情の初心者にとって、全体の流れを把握する良書となった。韓国という一くくりにした主語で語られる対象が、やはり地域による多様性を持っていることが、私には新鮮だった。
国家単位での過去の事件への取り組み、ネットのもたらす直接民主主義の可能性とファナティックな危険性、情報へのアクセス可能性による中央と周縁の再構成など、韓国という事例から更に普遍的な話題に抽象化して扱われうるような材料も多く提起されており、興味深かった。

読みやすく情報量豊富5
私のような不勉強の輩にはありがたい、分かりやすい歴史鳥瞰本です。具体的なデータを紹介しながら、筆者の見解などバイアスはかけずに、事実を情報として提供してくれます。韓国の地理性や歴史的事件の経済・政治・外交的位置付けなど、読んだ後では知らなかったことが恥ずかしくなりますが、実際にはこうした形で分かりやすく情報提供してくれるメディアは希少だと思います。