裁判官はなぜ誤るのか (岩波新書)
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商品の詳細
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- 発売日: 2002-10
- 版型: 新書
- 204 ページ
エディターレビュー
出版社/著者からの内容紹介
もし,裁判官の判断に誤りがあったら―.人の一生を左右する誤判,冤罪の背景には何があるのか.判事として再審請求事件に向き合った経験をもつ著者が,裁判官の日常生活やキャリアシステムの問題点を指摘し,さらに法曹一元化,陪審・参審制度などの司法改革が議論されている今日,裁判が市民のものとなるには何が必要かを提言する.
内容(「BOOK」データベースより)
もし、裁判官の判断に誤りがあったら―。人の一生を左右する誤判、冤罪の背景には何があるのか。判事として再審請求事件に向き合った経験をもつ著者が、裁判官の日常生活やキャリアシステムの問題点を指摘し、さらに法曹一元化、陪審・参審制度などの司法改革が議論されている今日、裁判が市民のものになるには何が必要かを提言する。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
秋山 賢三
1940年香川県に生まれる。1965年東京大学法学部卒業。1967年判事補に任官、以後、1991年の依願退官まで各地で判事として勤務。1991年弁護士登録(東京弁護士会)。現在、日本弁護士連合会人権擁護委員。袴田事件等再審弁護団、全国痴漢冤罪合同弁護団団長、長崎事件弁護団団長などをつとめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
裁判官が語る「裁判官」の危険な一面
日本は、起訴された人間が無罪になる確率が異常に低い上に冤罪が多発していると言われています。この本はそのようなおぞましい現実とその構造的原因を元裁判官としての視点を通じて淡々と述べています。
このような世間の人には意外にも思われる事実が多発する原因として、「世間知」を馬鹿にする裁判官のエリート意識や、検察側の調書を鵜呑みにしたり「判検交流」等を通じた裁判官と検察官との癒着ぶり、さらに鑑定に対する無知などをあげています。
近々日本でも裁判員制度が導入されますが、「裁判官も神様ではない。」と言うことを裁判官自身のみならず市民の皆様も肝に銘じたいものです。
恐るべき現状
もと裁判官で現在は弁護士として活動している著者が、刑事裁判で冤罪がなぜ発生するかを記述した本。
その主張のポイントは、
(1)裁判官に市民常識が欠けていること。それは、多くの案件をかかえ、自宅でまで仕事をこなさねばならない多忙さや、自宅(官舎)と裁判所の往復だけの生活が大きな影響を与えていること。
(2)法曹一元制度をとっていない日本では、社会経験も弁護士経験もない裁判官が純粋培養のエリートとして裁いていること。さらに、青法協問題など、最高裁の官僚的統制により、市民の立場にたった裁判官に締め付けがあること。
(3)日本の裁判は、検察と弁護の主張を公平に比較考量して裁いているのではなく、むしろ、検察側にたっていること。このため、検察の立証程度が低くても、簡単に検察の主張を認めてしまうこと。
私には、著者の主張がどこまで当を得ているかわからないが、記述されている具体的事件(徳島ラジオ商殺し、袴田再審請求等)を読むと、国民一人ひとりが関心を持っていかねばならない本当に重大な問題と思える。まさに「明日はわが身」である。
良書です
最初に読んだのは法律の勉強を始める前でしたが、最近また読み返しました。
著者は裁判官から弁護士に転進された方で、現在の裁判所・裁判官の内実、
事件に対する判断方法等の良い点・悪い点を分かりやすく書いています。
少し古い本ですが法学部以外の方に一冊勧めるとすればこの本です。





