民法のすすめ (岩波新書)
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商品の詳細
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- 発売日: 1998-01
- 版型: 新書
- 244 ページ
エディターレビュー
出版社/著者からの内容紹介
国家と古い共同体を主とした社会から,自発的な個人により形成される社会の重要性が強調されている今,私たちは民法を避けて通ることはできない.人と人を結びつける法である民法は,ビジネスをはじめ市民運動や日常生活の現場で活躍している.社会を創り活動する市民のために,民法学の第一人者がその基本理念と役割をやさしく解説.
内容(「BOOK」データベースより)
国家と古い共同体を軸とする社会から、自立した個人によって形成される社会を重視すべきことが強調されつつある今、私たちは民法を避けては通れない。人と人を結びつける法である民法は、ビジネスや市民運動、日常生活の見えざる基礎を成している。社会を創り活動する市民のために、民法学の第一人者がその基本理念と役割をやさしく解説。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
星野 英一
1926年大阪に生まれる。東京大学法学部卒業。専攻は民法学。現在、東京大学名誉教授、日本学士院会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
市民生活の根幹である民法への平易な招待状
一昔前まで、一般的に、日本人は「法律」と言う言葉を聞くと民法ではなく憲法のことを連想しがちであると言うくらいに、民法に対する関心は余り高くなかったものです。そのような現状に対して、民法が社会の中で如何に重要な役割を果たしているものであるか、と言うことを平易な形で書き表わされているのが、この新書のコンセプトでした。
しかし、色々法律関係のテレビ番組が放映されている現在おいても、テレビ番組では法律が何故必要になっていることについての哲学的な問いは為されていないのが現状ですから、法律が何故必要とされているのかについて、現在でも、この本を読む価値が減じたわけではありません。
日本人が抱く「法」に対するイメージと西欧人が抱くright,droit,Recht,deritto「法=権利!」との違いが生じていく過程とか、近代民法が念頭としていた「人間像」の誕生とその修正の過程、そして近代民法が念頭においていた家族像とその変容過程が、この新書では詳しく描かれています。
「抽象的な『計算高い人間』」から「具体的な『愚かさも含んだ人間』」へ、「青年男性中心の『家父長を中心とした家族』」から「男女間及び親子間の平等を体現する『多様な家族』」へ、推移していく現在の情況についても、電子技術やバイオテクノロジーの発展に対して法は如何に対処すべきなのかについても、民法学者の視点から、著者は一定の指針を与えています。
急速な都市化、テクノロジーの高度化によって、旧来の「共同体」の機能が不全に陥り、新たなる「市民社会」を形成することが要求される中で、この本をヒントに上のような問題に皆さんなりに解答を用意されることが要求されることでしょう。
やさしくはないので注意!
大学1年の時に教授に薦められて読んだのですが、はっきりいって
理解できませんでした。あくまで著者の民法哲学を著した本であって、
初心者が読む本とは言いがたいように思います。
ある程度民法を含めた法律全般を勉強した人が読むべきです。
そうでないとかなり難しいと思います。
内容の程度は高いと思われるので、新書よりも、論文や単行本で
出されるべきだったのではないでしょうか。
民法を題材にした法学入門
著者は十数年前に人気を博した民法学者で、確か敬虔なクリスチャンだったと思いますが、本書でもそういった倫理観が色濃く反映されています。大学の一般教養で開講されている『法学』という講座で、民法をモチーフに近代市民社会を支えるル-ルや理念を解説するための教科書といった感があり、これから民法を学習しようという方はもとより、ある程度は学習が進んだ方が民法を色々な角度から鳥瞰したいという目的にいいでしょう。





