マックス・ヴェーバー入門 (岩波新書)
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #9629 / 本
- 発売日: 1997-05
- 版型: 新書
- 248 ページ
エディターレビュー
出版社/著者からの内容紹介
いまヴェーバーはどう読まれるべきなのか.従来無視されてきたニーチェとの親縁性を明らかにし,ヴェーバー社会学の方法を解きほぐしながら,西欧の合理化過程が生みだした近代社会に根本的批判の目をむけ,知の不確実性を正面から見据えたヴェーバーの根本思想を浮き彫りにする.ヴェーバー像のラディカルな書き換えを迫る本格的入門書.
内容(「BOOK」データベースより)
いまヴェーバーはどう読まれるべきなのか。従来無視されてきたニーチェとの親縁性を明らかにし、ヴェーバー社会学の方法を解きほぐしながら、近代社会に根源的批判の目をむけ知の不確実性を見すえたヴェーバーの姿を浮き彫りにする。通説にラディカルな書き換えを迫る本格的入門書であり、同時にまたとない社会科学入門の書でもある。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
山之内 靖
1933年東京に生まれる。1963年東京大学大学院博士課程修了。専攻は歴史社会学、現代社会理論。現在、フェリス女学院大学教授、東京外国語大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
日本人のヴェーバー誤読に警笛を鳴らす
マックス・ヴェーバーの人間と仕事に正確な理解を得る好著。下のレビュアーの森さんも指摘されていますが、この本を読めば、いかに彼の学説がに日本で誤読、否、都合のよいように曲解されてきたことが分かります。
そもそもヴェーバーがプロテスタンティズムを研究した契機は、ニーチェに深い影響を受けたギリシャ精神への深い共感とキリスト教に対する激しい嫌悪感だということが明らかにされています。西欧が資本主義化したのはプロテスタンティズムが原因であると認識したのは間違いではないです。が、彼がこの現象を、これまでのヴェーバー読みの日本人が思っているような積極的なものと評価されておらず、むしろ否定的、非人間的、病的なものであると捉えていたことを、山之内氏は、正当にも指摘しています。
父親と対立し、激しい神経衰弱に陥り、大学の仕事も研究もできなくなるほどのスランプに陥る彼が力強く立ち直り、後の偉大な業績を生み出していく人間的成長過程にもページが割かれ、何か勇気付けられるものがあります。
師に反逆!
この10年で、岩波新書としては、最高の傑作であると
言って間違いないでしょう。なにせ、これまでの定説(大塚
久雄以来の解釈)を覆したのでしたから。
学問の先端にいる人間が専門外の人にその苦闘を分かってもらう
ように書く、という姿勢が貫かれている点がすばらしい。
著者・山之内さんは、
大塚久雄の教え子である。「あえて子とをなさんとする弟子は、
師に反逆す」の言葉通り、ある意味では、最高の批判的継承
とも捉えることができる。
山之内さんの問題意識は、ウェーバーで止まらず、ある雑誌で
京大の大澤さんとの手紙のやり取りで、
「本当は最後のところ(フォイエルバッハの受苦的存在と現代と
の関連)が一番言いたいところ」と言っていました。ある種、
凄いなあ、と思いました。これだけのウェーバー解釈の目的は、
さらに先、これは準備にしか過ぎない、という印象さえ、持ち
ました。
近年すっかり忘れられ、見捨てられているとさえ思われる
社会科学かくあるべき、の姿勢を見せて頂いた、そんな感想
です。
知識のない私でも・・・。
このレビューをご覧になる方は、社会学に関する教養がある方だと思うので、正直言って私がレビューを書いていいのかなとも思うのですが、素人考えと言う事で許してください。
恥ずかしながら、私は【日本人のための宗教原論―あなたを宗教はどう助けてくれるのか/小室 直樹 (著) 】から、マックス・ヴェーバーという人物の存在を初めて知りました。そして、マックス・ヴェーバーの作品を購入したのですが・・・メモをとりつつ読むため、なかなか前に進まず困っていました。
しかし、この本に出会い、再びマックス・ヴェーバーの作品を読むと、理解できるようになっており驚きました。
私のような本当の初学者のたまごのような人間には、ここからマックス・ヴェーバーの世界がようやく開けてきた、そんな本です。





