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童話集 風の又三郎 他十八篇 (岩波文庫)

童話集 風の又三郎 他十八篇 (岩波文庫)
By 宮沢 賢治

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  • 発売日: 1967-01
  • 版型: 文庫
  • 309 ページ

エディターレビュー

内容(「BOOK」データベースより)
故郷の土と、世界に対する絶えざる新鮮な驚きの中から生まれた賢治の童話は、どの作品もそれぞれに不思議な魅力をたたえている。ここには「風の又三郎」をはじめ、ふるさとの山や川に深く結ばれた作品を中心に19篇を収めた。


カスタマーレビュー

旧き良き日本を偲ばせる情景を描いた優れた童話集4
「宮沢賢治」を知らない人はほとんどいないだろう。
本著は、彼の作品を18篇も集めた童話集である。
残念ながら、校正中と思われるような完成度の低い作品もそのまま載っている。
逆にだからこそ宮沢賢治のありのままが分かるとも言える。

宮沢賢治の童話には、明治日本の元風景ともなる姿がそのまま描かれている。
空、木々、雪が優しさをもって描かれ、
独特の音階となる擬音や登場人物の口ずさむ音が愛らしく聞こえる。

18篇の中には、有名な「風の又三郎」、「セロ弾きのゴーシュ」
そして「グスコーブドリの伝記」が収められている。
宮沢賢治の入門書として如何でしょうか?

素朴な小説5
 宮沢賢治の小説を一通り読んでみると、まず目に付くのが文体である。その独特な文体が話をより盛り上げ、読者に対して色々な人間性を提示してくれる。セロ引きのゴーシュや猫の事務所などにおいてはその傾向が著しい。動物を人間にたとえながら、巧みに人間の本質に迫る彼の描写はまさに天才的である。その一つ、一つの描写にちゃんとした意味があり、それに読む時にまったく読みにくさを感じない。宮沢賢治のすばらしさは、巧みな人間性の描写、さらには読みやすい文体にある。そして、この本の中の短編はどれも意義深く、深遠である。もちろん、表面だけを簡単に読み事も出来る。しかし何回も読み返すたびに、彼が言わんとしている事がおのずと分かってくる。その読みやすさと、内容の豊富さも宮沢賢治のすごみである。素朴さの中に隠れた悪と善なども彼は作品の中で分かりやすく書いている。あまり、多くは語らずもそこに機知と思想を織り交ぜ、作品を構築してゆく。宮沢賢治のすばらしさは、そこにあるのである。冗長な部分が少なく、読みやすい。それはまさしく小説の根本理念でもある。
 ぜひ、この本は小説家を目指している者には読んで欲しいものである。

風の又三郎3
面白いか否かを問うまでも無く、何が書いてあるのかよく分かりませんでした。岩手弁でしかもひらかなで記述されているので、漢字から意味を推測することが出来なく、読めなければ文章の前後で意味を掴む、英文解釈のような読み方しか出来ませんでした。読んでてかなり疲れました。今振り返ってみるとこの小説が国語の教科書に採用されていたのは無理があります。岩手県民・岩手弁に通暁している人以外は真意を読み取れないでしょう。お手上げ。