羅生門・鼻・芋粥・偸盗 (岩波文庫)
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #246172 / 本
- 発売日: 2002-10
- 版型: 文庫
- 182 ページ
エディターレビュー
出版社/著者からの内容紹介
王朝末期の荒廃した都を舞台に展開する凄惨な人間絵巻「羅生門」,師漱石も賞賛した,長い鼻を持つ禅智内供の内心の葛藤「鼻」,芋粥に異常な執着を持つ男「芋粥」,女をめぐる盗賊の兄弟の確執「偸盗」.いずれも『今昔物語』『宇治拾遺物語』などに素材を得たもので,芥川王朝物の第1冊として編集.(解説=中村真一郎)
内容(「BOOK」データベースより)
王朝末期の荒廃した都を舞台に展開する凄惨な人間絵巻「羅生門」、師漱石も賞賛した、長い鼻を持つ禅智内供の内心の葛藤「鼻」、芋粥に異常な執着を持つ男「芋粥」、女をめぐる盗賊の兄弟の確執「偸盗」。いずれも『今昔物語』『宇治拾遺物語』などに素材を得たもので、芥川王朝物の第一冊として編集。
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和尚は醜い自分の鼻を思い切って短くしてしまいます。
ところが、願った通り鼻が短くなった途端、和尚は
みんなが自分の鼻をジロジロと見つめているような
気がして、居心地が悪くてなりません。
そういえば、流行の髪型に変えて同じ思いをしたことが…。
個性を大切にした方がいいということでしょうか。
整形を考えられている方にお薦めです。
芋粥
芋粥は今昔物語をモチーフにした作品である。私の目が芋粥に最初に触れたの歴史の教科書で、今昔物語からの抜粋であった。当時の豪族の力を示すもので、一声かければ一晩でやまのように山芋が集まる。
芥川龍之介はこの集められた山芋で作られた芋粥を御馳走になる方の男を主人公にし、その心情を見事に描いている。
夏の暑い日に
私は小学生の夏休みに、太陽光で灼熱の暑さとなった窓際で『羅生門』を読んだ。ぴったりな雰囲気、というより怪しげな心理状態になりつつも、こんな躍動的でドラマチック、それに醜悪な作品を書く芥川氏は、やっぱり日本随一の作家だと思った。『偸盗』は本人すら「駄作」と漏らしていたようだが、私はそんなに嫌いにはならなかった。最後の結末は、少しあっぱれな気分にすらなった。他の収録作品もポカーンとした感じで面白い。人間の心理を探るのもいいが、童話としても優れたものになりうるような気がする。





