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はてしない物語

はてしない物語
By ミヒャエル・エンデ

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  • Amazon.co.jp ランキング: #3268 / 本
  • 発売日: 1982-06-07
  • 版型: 単行本
  • 589 ページ

カスタマーレビュー

いちばん好きな本5
わたしが中学一年生のときに読んだ本だ。いままで多くの本を読んできたが、この本がいちばん好きだ。この本には読書する楽しさがいっぱいつまっている。ぜひ文庫本のほうではなく、豪華装丁本で読むことをおすすめする。なぜなら、この本の装丁自体に秘密があるのだ。内容は、バスチアン少年が本の世界に入り込んでしまう冒険物語だ。読書をすすめるうちに、いつのまにか自分がバスチアン少年と一体化してしまう不思議な感じがあじわえる。とくに中盤は山場で、物語のとんでもない展開にくぎづけになってしまう。ジャンルとしてはファンタジーに入るのかもしれないが、たんなるファンタジーにとどまらない奥深い内容になっている。著者のミヒャエルエンデ氏の書く話は、現実の問題をファンタジーのかたちで指摘している場合が多い。かといってお説教くさいわけでもないのだ。しかも本のなかに謎がちりばめられているので、読み返すたびに新たな発見がある。バスチアンとともに冒険したあの時間は、十五年たった今でもわたしのたいせつな思い出である。この本は大人が読んでもおもしろいし、子供が読めば読書好きになることうけあいである。ぜひ皆さんに読んでいただきたい本である。

永遠の本5
原作であるこの本と、映画ネバーエンディングストーリーは
どちらが、有名なんだろう

私は、映画を知るよりも先に原作に出会ったので
こちらを先に知った人です。

この本を手に持つと結構な重さと厚さで
当時私にとって、こんな分厚い本は手に取ったことはない
初めて読む長編物でした。

そんな子がこれを読んでどう思ったか

本に引き込まれるという事を始めて知り
次へ次へと読み進みながら、これを読み終えるのは嫌だ
と思ったのを今でもはっきり憶えています。

映画とは、全くの別物です。
漂う雰囲気が違います。

本が好きになるきっかけの本でした。

けれど、「はてしない物語」が基準になったために
しばらく私は、何を読んでも物足りませんでしたけど

本自体が、もう話の中のものなんですから、
こんな計算されつくされた物語、
そう本気で思わせるこの内容、また訳者の力量

文庫本もでているようですが、
はじめそれを見たとき、なんてことを!と思いました。

この本は、この装丁なのでこの本なのです

触れたい本。4
映画「ネバーエンディングストーリー」の原作、と紹介するのが余りにも勿体ない傑作。
自分が読んでいる物語の中に入れたら?登場人物と実際に話すことができたら?そんな夢は子供の頃、本を読めば一度は抱いたはず。

「物語に入り込む」という夢が叶った主人公、バスチアン・バルタザール・ブックスは、一読者から、物語の世界の運命を握る存在となり、長い長い冒険をすることになる。そこには危険もあり、失望もあり、人が夢や希望を持ち続けることの難しさと素晴らしさと意味を我々に語りかけてくる。

上下本の文庫本も出ているが、是非この1冊本を手に取ってほしい。原作者をして、「世界で最も美しい私の本」といわしめた装丁で、この物語に触れて欲しい。赤いシルクの表紙に型押しされたオーリン、映画ではアウリン、尻尾を噛み合う2匹の蛇)。章ごとの区切りの凝った飾り文字。物語のアルカイックな雰囲気にピッタリの挿絵。基本的に、本は読めればいいのだが、この作品だけは、形にこだわりたくなる。それほどこの単行本の装丁はすばらしい。

そういう意味では、ある程度文字が読めるようになった子供に、是非触れさせたい本だ。中身を最初から読まなくてもいい。ただ、この重く、美しい本を手に取るだけでいい。それだけで、映画の中でバスチアンが、いつになっても読み続けることをやめられなかった気持ちがわかるだろう。その気持ちが、本を読むことにとっては一番大事だと思う。