「個性」を煽られる子どもたち―親密圏の変容を考える (岩波ブックレット)
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #32398 / 本
- 発売日: 2004-09
- 版型: 単行本
- 71 ページ
エディターレビュー
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
土井 隆義
1960年生まれ。筑波大学大学院人文社会科学研究科助教授。社会学専攻。大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程中退(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
「個性」ってなんだろう
「個性」を見つけ出すことを煽られて「成長」の観念がわからない子どもたち。
最近子どもたちの犯罪。
色々原因は論じられているけど、果たしてどうなのだろうか?
近頃の子どもは本当に問題をかかえているのだろうか?
社会が子どもたちに何を期待してしまったのかを考えさせられる本。
文章が難解でないので読みやすい。
「オンリーワン」が大事だと言われてるけど、
自分には個性なんてものがない気がする。
そう思って悩んでいる人に読んでもらいたい。
今の学生達が置かれている現状
社会がおおよそ完成し若者が思い切り社会に貢献できるスキマの少ない
今の日本。その狭いスキマの中でいかに生きていけば良いのか、この先
大人になったらどんな努力をすれば報われるのか?を模索しているのが
今の学生達だと思う。努力したくない訳ではない。努力したのに報われ
なかった親を見、何とか早期に自分らしさを発見して安心したいという
焦りが大いにあると思う。その焦りの中に若さというパワーが注入され
て昨今の事件へと発展してしまっているのではないかと感じた。大人か
らは奇異に見えるパフォーマンスでも何か表現しておかないと不安でし
ょうがない。そういう切実な心境を垣間見ました。
考えるきっかけに
とても読みやすいのに内容がとても濃いので、この本を手がかりに教育や若者の犯罪を考えるにはよいきっかけになる本だと感じました。
「命の大切さを教える」ことが叫ばれている時、ちょうど思春期だった私は大人たちの議論に違和感を感じていました。この本がその違和感を解消するきっかけになりました。「命の大切さ」とか「心の教育」とかで解決できる問題ではない。ただ、それではどうしたら良いんだ、と空しい気持にもなります。今の若者を批判することは簡単です。でも、それでは何も解決しない。このような若者を育てた社会全体が迷走している今、ますます子供たちは戸惑い、内側に閉じこもっていくのではないかと感じました。





