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外国人が見た十九世紀の函館

外国人が見た十九世紀の函館
By ヘルベルト プルチョウ

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博識の外国人「日本」学者による函館の近代史

函館贔屓の「日本」学者、プルチュア先生が1991年に刊行したHistorical Hakodateは先生が当時熱心に取り組んでいた外国人学生の夏季函館ホームステイプロジェクト(これはすこぶる意義のある活動で10年以上経った今もきちんと受け継がれている)向けに書かれたもの。その待望の日本語版がついに発刊された。18世紀に函館を訪問した外国人たちの膨大な記録から要点をピックアップ、彼らの言葉で日本初の開港場となった往時のHakodadeのユニークな繁栄ぶりを語らせる筆致はすこぶる軽快。ペリーやバードのような著名人だけではなく、丹念に当時の文献を渉猟しており、従来ほとんど触れられることのなかった多数の外国人「ライター」を発掘している。函館の歴史に興味を持つ人には間違いなく貴重な情報源。なお、原著発行から時日を経ているために最近の研究の成果が十分には反映されていないことや、訳者が歴史分野には疎いからか(あるいはプルチュア先生の独特のお考えか)人物名の表記が慣用とされているものと異なっていて混乱する部分がある(たとえば明治初期に函館公園付近で攘夷派浪人に惨殺されたハーバーが「へーベル」、七飯の洋式農園を開いたガルトネルが「ゲルトネル」)など編集・校正にやや徹底を欠く点が残念だが、そのことで価値を云々するよりも、これだけ貴重な証言を収録し、公刊した著者の熱意と意欲にまず脱帽である。

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  • Amazon.co.jp ランキング: #1051972 / 本
  • 発売日: 2002-08
  • 版型: 単行本
  • 271 ページ

エディターレビュー

内容(「BOOK」データベースより)
150年前の函館はどんな町だったのか。19世紀の函館にやってきた船長・船員、探検家、宣教師、外交官、商人、軍人、医師などの外国人が書き残した見聞録や日記・紀行、手紙などが、そのことを教えてくれる。

内容(「MARC」データベースより)
150年前の函館はどんな町だったのか? 19世紀、函館にやってきた船長・船員、探検家、宣教師、外交官、商人、軍人、医師などの外国人が書き残した見聞録や日記・紀行、手紙から描写する。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
プルチョウ,ヘルベルト
1939年にスイスのチューリッヒで生まれ、高等学校教育はイギリス、フランス系スイス、スペインで受け、パリ大学東洋語学校でロシア語及び日本語を学び、国費留学生として早稲田大学大学院で修士を修得。その後、米国コロンビア大学で文学博士号を修得し、現在カリフォルニア大学ロサンジェルス校日本学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)