バフェットからの手紙 - 「経営者」「起業家」「就職希望者」のバイブル
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #4888 / 本
- 発売日: 2000-01
- 版型: 単行本
- 400 ページ
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本書は、伝説的な投資家であるウォーレン・バフェットの投資哲学を知るための解説書である。バフェットが経営するバークシャー・ハサウェイ社の株主へむけてバフェット自身が書いた「会長からの手紙」がテーマ別に整理されている。短期売買の秘訣を知りたいという人には向いていないが、長期的な資産形成手段として投資に真剣に取り組みたい人には貴重な1冊である。カニンガムによるボリュームのある序文が全体の要約となっているので、ここを読むだけでもバフェット投資の哲学を知ることができる。
全5章を通じて、事業内容が理解できる、長期的な業績見通しが良い、経営者が有能で信頼できる、魅力的な価格で買うことができる、というバフェットの投資基準の重要性が、実際の投資事例を用いて説明されている。また、繊維会社への投資といった失敗例も多く取りあげられ、その中から「まずまずの企業をすばらしい価格で買うよりも、すばらしい企業をまずまずの価格で買うことの方がはるかに良い」、「乗り込んだボートをいかにうまく漕ぐかということよりも、どのボートに乗り込むかということの方がはるかに重要」というような投資哲学が形成されていった過程がよくわかる。
また、彼自身投資家であると同時に経営者であることから、ユニークな視点から的確に事象を分析し、実践しているところが興味深い。支配権を得た買収でも経営の自主権を認めたり、ルックスルー利益という概念を持ち込んでいるのもこの現れであろう。一方、多くの経営者が配当を低く抑え株主の利益を損ねている、ストックオプションは株主にとって高いコストとなっている、無節操な企業買収で株主は高い買い物をしている、企業会計にはペテンが多いといった彼の批判は、投資対象選別の基準としてぜひ学んでおきたい。
全体としては「手紙」を編集した随筆のような構成なので、やや冗長なところがあるが、一気に読むのではなく、時間をかけて彼の哲学を理解するにはちょうど良い。(河野幸吾)
内容紹介
ウォーレン・バフェットに関する書籍が日本でも数多く出版されるようになり、彼の知名度は徐々に上がってきている。しかし現在、バフェットに関して伝えられている情報のほとんどは、「バイ・アンド・ホールド」の投資術を極めた世界第二位の資産家、買った株は一生手放さない長期ファンダメンタル投機家などという「大成功を収めた投資家」としての側面ばかりである。
しかし、バフェットの真実の姿とは、20世紀に不出世の経営者としての姿である。そこには、経営者の究極の使命とは何かを一貫して問い続けてきたバフェットなりの考えがある。それは、オーナーたる株主に最大限の利益をもたらす、ということはどういうことかということである。
つまり、株主が儲かることこそが「正しい投資」であり、そのような投資をするためには、その企業の内在価値や経営者の資質を第一の判断材料とすべきであるということである。決して、目先の株価の上下にはとらわれてはいけないのである。バフェットはこのことを称して、「一つのバスケットにすべての卵を入れ、それを見張りなさい」とか、「毎日、恋をしている者がロマンチストではない」というたとえを用いて説明している。
究極の長期売買を実践するバフェットの投資理論は、最近流行りのデイ・トレードに何か違うものを感じている向きには、多くの示唆と共感が得られるであろう。また、企業分析のやり方や見方にも、数字を重視したファンダメンタルな手法とは一線を画している。
また、来るべき新世紀の経営者や起業家のあるべき姿も詳細に書かれている。これらは、経営者のバイブルとなるものである一方で、投資家としてはそのような経営者のいる企業にこそ投資すればいいという重要な判断材料になるものである。
日米のベンチャーの雄、孫正義とビル・ゲイツの両氏がバフェットを敬愛しているという事実は、21世紀型の経営者、つまり、これからの「バイ・アンド・ホールド」すべき投資先企業はどこかを教えてくれるのではないだろうか。
ミレニアムの最初の年に、大底を脱した株式の長期売買の第一歩をと考えている方には必読の書である。
内容(「BOOK」データベースより)
この1冊でバフェットのすべてがわかる。投資に値する会社こそ、21世紀に生き残る!20世紀最高の投資家が明かす成長し続ける会社の経営、経営者の資質、企業統治、会計・財務とは。「経営者」「ベンチャー起業家」「就職希望者」「IPO」のバイブル。
