古代文明と気候大変動 -人類の運命を変えた二万年史
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #145017 / 本
- 発売日: 2005-06-10
- 版型: 単行本
- 366 ページ
エディターレビュー
出版社 / 著者からの内容紹介
人類の歴史は、めまぐるしく変動する気候への適応の歴史である、と著者は言う。古代文明はどのように生まれ、どのように滅びたのか。二万年におよぶ世界各地の古代文明の盛衰を、気候学の視点から鮮やかに描き出した傑作!
内容(「BOOK」データベースより)
メソポタミアやエジプトやマヤ文明を滅ぼした大干ばつ、黒海や五大湖で起こった大洪水…すべては氷河期の後に到来した「何世紀もの夏」が原因だった!世界の古代都市を襲った地球規模の異常気象!生き残りをかけた人類の闘いの歴史。
内容(「MARC」データベースより)
世界の古代都市を襲った地球規模の異常気象。メソポタミアやエジプトを滅ぼした大干ばつ、黒海や五大湖で起こった大洪水、すべては氷河期の後に到来した「何世紀もの夏」が原因だった! 生き残りをかけた人類の闘いの歴史。
カスタマーレビュー
自然と人間、文明とフレキシビリティ
長きに亘る自然との闘いと文明の進歩の結果、我々の社会はいまや発展と繁栄の極みを謳歌するに至り、こうした状況は今後も無限に続いていくように思われています。しかしながら、我々の祖先が恐怖と畏敬とを以って接し来たった大自然は、果たして本当に人類の英知の前にひれ伏しているのでしょうか。
本書は、米国の高名な考古学者が、今から約18,000年前にまで遡り、欧州・中東・米大陸等を中心として人類発達の足取りを追いつつ、気候と文明との関係を説き明かそうとする試みです。地球の軌道離心率や太陽活動の変化、海流や氷河の状況、そして火山の活動などにより気候上のパラダイムが変化した際の、人間文明に及ぼされた凄まじいばかりのインパクトを丁寧に解説しています。
そして著者は、文明の進歩により人類は自然に抗う術を獲得してきたものの、居住地移動の可能性の低下やサンクチュアリとしての森や海の消滅に伴う柔軟性の喪失により、今日の先進文明は、「千年に一度」といった規模での気候大変動に対しては却って脆弱性を増していると主張しています。
自然との関係において、人間の営みは、結局のところ、ほんの小さなものに過ぎないのかも知れません。本書を読んで、そんな妙に謙虚な気持ちを味わったことでした。
壮大なるお話です。
まずこの本の大半は、理学の学術文書のような事実やその図等を用いてデータをつみあげて述べていくような表現ではありません。そこに暮らす人々を描き出すような物語形式の語り口です。
また扱う範囲もヨーロッパ、北アフリカ、中近東、北・中アメリカが中心で、中世までです。東アジアがほとんどでてこない話で、ちょっと尻切れトンボのような感がありますが、それでも非常に示唆にとんだ壮大な話です。
特に文明が小さい気象変動に耐えうる生活様式・社会を獲得することと引き換えに(稀な発生率の)大きな気象変動に対する対応能力を失う一方で、地球の気候が数百年単位で大変動してその都度文明への深刻なダメージを与え生活様式・社会の変化を促していくさまがわかりやすく描かれえています。
所与の環境で拡大した古代社会が突然の気候変動で変化していく様は、マークブキャナンの「歴史の方程式」にもつながるような非常に面白いです。
原文で読みたい
テーマが今風で、実に素晴しい。
でも残念なのは翻訳家が無知で下手で我慢しても読んでいられないこと。
英語ができるからって全てを解決するわけではないのです。
こういう本を翻訳したかったら、せめて気象予報士を取るとか
海洋気象学会に加入したりメソポタミアの発掘団に加盟するとかして欲しい。
自分でかみ砕いて消化しないで翻訳した代表作です。
自動翻訳機の方がまだんまし。
原書はきっと、素晴しいに違いない。




