なぜメルケルは「転向」したのか-ドイツ原子力四〇年戦争の真実
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商品の詳細
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- 発売日: 2012-01-26
- 版型: 単行本(ソフトカバー)
- 268 ページ
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内容紹介
ドイツ首相アンゲラ・メルケルは、1989年の東西ドイツ統一後、最も成功した旧東ドイツ出身者といわれる。
1954年ハンブルク生まれで、父親はルーテル教会の牧師。生後数週間のメルケルは、教会の指示で東ドイツに
移るように命じられた両親と一緒に東ドイツへ移住した。
宗教に厳しい社会主義政権下にもかかわらず、メルケルは平穏な生活を送る。ライプチヒ大学で物理学を
専攻し、理化学中央研究所で研究者として働いた。激動のベルリンの壁崩壊時には、「民主主義の出発」結党メンバー
となり、政治の世界に入った。統一後初の国政選挙には合流したキリスト教民主同盟(CDU)から出馬して初当選。
翌91年にコール首相によって女性・青少年問題相に抜擢されて入閣。コールの秘蔵っ子といわれた。
2000年に野党となっていたCDUの党首となったメルケルは、2005年に社会民主党との大連立政権で首相に就任した。
保守政党CDUの方針通り、メルケルは原子力関しては明確な原発推進派だった。ところが、3・11の福島の
原発事故を機に原発撤廃へと態度を変える。そして、2011年6月、ドイツ連邦議会は「2022年12月31日までに原発の
完全廃止」を決めた。
本書は元NHK記者でミュンヘン在住21年のジャーナリストが、メルケルの「転向」に象徴されるドイツの
原発政策転換の背景をドイツの政治、社会の動向から追跡したノンフィクション。世界最強の環境政党・緑の党の
存在、原発をめぐる世論を二分しての40年戦争、リスク感覚が異常ともいわれるドイツ人の不安心理など多角的に
「転向」を説明している。
内容(「BOOK」データベースより)
2022年12月31日までに原発全廃。福島の原発事故で一気に方向転換したドイツ。その特異なリスク感覚をドイツ在住20年のジャーナリストが解明する。
著者について
1959年東京生まれ。早稲田大学政経学部卒業後、NHKに入局。ワシントン支局勤務中に、ベルリンの壁崩壊、米ソ首脳会談などを取材。
90年からフリージャーナリストとしてドイツ・ミュンヘン市に在住。過去との対決、統一後のドイツの変化、欧州の政治・経済統合、安全 保障問題、エネルギー・環境問題を中心に執筆している。
著書に『ドイツの憂鬱』、『新生ドイツの挑戦』(丸善ライブラリー)、『あっぱれ技術大国ドイツ』、『ドイツ病に学べ』
『住まなきゃわからないドイツ』『びっくり先進国ドイツ』『顔のない男・東ドイツ最強スパイの栄光と挫折』(以上、新潮社)など。
『ドイツは過去とどう向き合ってきたか』(高文研)で2007年度平和・協同ジャーナリズム奨励賞受賞。
