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厚生労働省崩壊-「天然痘テロ」に日本が襲われる日

厚生労働省崩壊-「天然痘テロ」に日本が襲われる日
By 木村 盛世

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  • 発売日: 2009-03-31
  • 版型: 単行本
  • 217 ページ

エディターレビュー

内容紹介
現役幹部が警告する「天然痘テロ」の戦慄 根絶したはずの天然痘は生きていて、バイオテロの手段に使われる可能性が高い。しかし、日本の感染症対策はまったく手つかず。天然痘テロに見舞われる恐怖

内容(「BOOK」データベースより)
現役キャリア官僚が告発。根絶したはずの「恐怖」が復活。年金崩壊、失業者対策よりひどい「国民の安全も守れない」エリート集団の無能。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
木村 盛世
医師・厚生労働医系技官。筑波大学医学群卒業。米国ジョンズ・ホプキンス大学公衆衛生大学院疫学部修士課程修了(MPH(公衆衛生学修士号))。優れた研究者に贈られる、ジョンズ・ホプキンス大学デルタオメガスカラーシップを受賞する。内科医として勤務後、米国CDC(疾病予防管理センター)多施設研究プロジェクトコーディネイターを経て財団法人結核予防会に勤務。その後、厚生労働省大臣官房統計情報部を経て、厚労省検疫官。専門は、感染症疫学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


カスタマーレビュー

この本の評価がニ分される理由は・・・4
よくある官僚本であるが、やや異質の感じがして、おもしろかった。違うのは、医系技官という技官でかつ女性が筆者であること、サブタイトルにあるよう天然痘テロ対策の警鐘を発したいというメッセージが強い点である。

レビューを見ると評価が大きく分かれているが、職場でも筆者の評価は大きく分かれているのだろう。それがどこから来るかだが、推測するに
組織という共同体の秩序・福祉重視の人vs個人主義の発想の人
全体のバランス・プライオリティを考える人vs一度正義と思うと一直線の人
公務員試験を経て公務員になった人vsそうでない公務員
これらのギャップが大きいのだろう。

それにしても、「検疫所は張りぼての虎なんだ。けれど、張りぼての虎だということは世間には言ってはいけないんだ!」という検疫所長の発言は、新型インフルエンザの対応であたふたしている現在進行形の出来事(2009年GW)を見る限り、とてもリアルだ。予算当局、マスコミ、国会も、何が大事なのかよく考えてもらいたい。




モリヨンがんばれ5
いろいろなレビューがあるが、この本を単に「暴露本」と読む読者がいたことには驚いています。ここに書かれていることは日本では新たな感染症に対する防御機能が全くないということです。新型インフルエンザの脅威がすぐそこまで来ているにも関わらず、防御体制が整えられていない。スペイン風邪の流行時にはわずか数か月で全世界に広がってしまったと報告されているが、現在はわずか数週間で全世界に広がってしまう危険性があります。特に東京や大阪などの大地市での満員電車での通勤を考えるとぞっとします。この本が厚労省の内部告発をともなっていることが誤解を招いていると思うが、ここに書かれていることが事実でないのであれば、厚労省は抗議すべきでしょう。巨大な官僚組織の中で著者がつぶされないで、厚労省を日本の国民および日本に在住する人の健康を守れる組織に変貌させていただきたいと思います。

どうして暴露本と決めつけるのか!5
この本のサブタイトル「天然痘テロに日本が襲われる日」が気になって本を買って読んだ。新型インフルエンザも恐ろしさ以上に天然痘テロは恐ろしいことは歴史が物語っているからです。この本は暴露本では決してないということだ、ましてや、著者は厚生労働省が崩壊すれば良いと言っている訳でもない。年金問題一つにしても厚労省に大きな疑問を感じている国民は大勢いる。誰も予想もしていなかった人物が突然彗星の如く現れ、アメリカ大統領にオバマ氏が選ばれた。もはやアメリカの国民は国を無条件に信じられなくなったからであり、これまでの大統領の力そのものが大きく低下した結果だろうと思う。それだけに新大統領に可能性を求めたのだろう。日本国民も、恐らくこのままでは日本はうまく行かないと思っているはずである。著者が立場を超えてこの本を書いたのは、もし天然痘テロに襲われたなら国民は大混乱に陥り、多くの犠牲者を出すことになることは間違いない、その事を知ってもらいたいという、已むに已まれずの気持ちから書かれたのだろうと推測する。何度も左遷の憂き目に会いながらも、何とかしたいと言う思いから周囲の人たちに公衆衛生の大切さを知らしめる努力をされたことに頭が下がる思いです。著者の父親のことが書かれていたが、実に素晴らしい方だと思う、その娘さんが信念と人間愛に満ちた気持ちで頑張っている姿を思うと涙が出そうになる。