メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬 スペシャル・エディション [DVD]
|
| 参考価格: | ¥ 4,935 |
| 価格: | ¥ 2,468 1500円以上は送料無料 詳細 |
発送可能時期: 在庫あり。
販売、発送は Amazon.co.jp
トミー・リー・ジョーンズ監督、主演。
いや、もう言うことなしの面白さ!
商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #26433 / DVD
- 発売日: 2006-09-08
- アスペクト比: 2.35:1
- ディスク枚数: 1
- 形式: Color, Dolby, Widescreen
- オリジナル言語: 英語, 日本語
- 字幕: 日本語, 英語
- 実行時間: 122 分
エディターレビュー
内容(「キネマ旬報社」データベースより)
トミー・リー・ジョーンズが初監督・主演を務めた人間ドラマ。アメリカ・メキシコ国境を舞台に、友人との約束を守り抜こうとする男の姿を描く。突然、銃弾に倒れたメルキアデスとの約束を守り、ピートは彼を故郷に埋葬するためメキシコへと旅に出る。
内容(「Oricon」データベースより)
トミー・リー・ジョーンズ長編映画初監督作。西テキサスのアメリカ・メキシコ国境地帯を舞台に男たちの友情を描く。テキサスに不法滞在するメキシコ人メルキアデス・エストラーダは親友ピートとある約束を交わしていた。それは「俺が死んだら故郷ヒメネスに埋めてくれ」というもの。メルキアデスは、ある日突然、銃弾に倒れる。約束を守るため彼の遺体を掘り起こし、故郷ヒメネスを目指すが…。
カスタマーレビュー
友情とは、贖罪とは、孤独とは、国境とは?
等、色々なものが詰め込まれています。やや地味かもしれませんが、静かにでも何かが伝わってくる映画だと思います。
主人公のピートは独身で気ままに生きているカウボーイです。ピートの行動は、メルキアデスの死が「ただの不法移民の死」と扱われた怒り、親友を「死」「殺人」に突然取り上げられた事に起因するかもしれません。ピートにとって真実は「メルキアデスの言葉」であり現実は二の次で「友情とは信じること」と体現するピートに感動します。悲しみを「号泣」、怒りを「声を荒げる」など安易な表現は使わず、主人公の行動、旅の終わりまで見届ければ、彼がどんなに怒り、悲しんでいたか、孤独かも伝わってきます。
全体として「孤独」な登場人物が多い印象です。1つ1つのエピソードが日常にある孤独を感じさせます。例え2人で暮らしていても、心が通っていなければ1人と一緒であるとか、そういう孤独です。
国境警備隊の男性は「不法入国者」を「不法入国者」という枠でしか認識した事がありません。自分と同じ「人」である、感情がある、等を考えたことのない想像力の貧困な人です。ただ、彼は悪人ではなく、普通にいそうな人なのです。彼はこの贖罪の旅を通じて、「不法入国者」も同じ人間であること、命の重さ、ピートを孤独にしてしまった事・・等に気づきます。私たちも旅を通じて国境は人が作ったモノで、あっちとこっちで同じ人間が住んでいる、と改めて考えさせられます。
色々書きましたが、決して暗い映画ではなく、笑えるところは笑えるし、割と淡々としています。美男美女もおらず、悲しい時でもふとした拍子に笑えてしまう、そういう日常にあるアイロニーがそのまま描かれています。
隙が無く、自然に伝わってくるモノもあり、これは優れた作品ではないでしょうか?大ヒットはしないでしょうが、観た人の感想を是非聞いてみたい作品です。
タイトルの意味 メキシコ系不法移民とアメリカ社会
マイクの心には「メキシコ系不法移民」という群衆の一人であるメルキアデスを射殺した事実が重大なことに感じられない。そして彼の法律的な罪についても警察は面倒を嫌い隠蔽しようとする。
つまりアメリカ社会とアメリカ人にとって、メルキアデス・エストラーダという一人のメキシコ系不法移民の殺害は社会の現実においても、個人の精神においても重大な罪と罰を構成しなかったのである。
しかし孤独な一匹狼だったピートにとってメルキアデスは温かい優しさを持った数少ない友人だった。そしてピートがマイクを強引に拉致して始まった埋葬の旅は、他者化された「メキシコ系不法移民」のイメージを追放し、マイクの心にメルキアデス・エストラーダという人間性を再生させる旅でもあった。
旅の途中にすれ違う様々なメキシコ人との生身の接触は、マイクの眼に「不法移民」たちの真実の姿を映していく。それは「他者」と呼ぶには強烈すぎる臭いを彼に残したであろう。
旅の終わり、マイクの涙ながらの贖罪を伴った三度目の埋葬によって、メルキアデスの死は初めて人間的な扱いを受ける。タイトルにあえて長ったらしい一メキシコ人のフルネームが付けられたのもその含意として、メキシコ系不法移民という差別的記号から一人の人間性が復活させられねばならなかったからであろう。
そして最後に、これは残念ながらというべきなのか、メキシコ系移民の人間性を剥奪するような言説を生産し実践するのもマイクに代表されるような白人のアメリカ人であり、それを回復させた主導者もピートという白人のアメリカ人なのである。名前を奪うのも、名前を回復させるのもこの映画においては白人のアメリカ人なのだ。回復されたはずのメルキアデスの人間性…。だが「メキシコ系不法移民」の主体性は巧妙に閉じ込められたままなのである。
愛と赦しの物語。
親友の遺骸とその親友を殺した青年と主人公、三人の旅は、観客をときに笑わせ、ときに泣かせながら、本当の愛情とはどこから生まれ、どう育つのか、そして人が人を赦すというのはどういうことか、また罪とはなにかを考えさせてくれます。
主人公の悲しみと諦めや、青年のもがき苦しむ心の葛藤を描き、かつ常に主軸は死でありながらも、決して暗い絶望の物語ではありません。寧ろこちらまで救われたような気持ちにすらなる物語です。
旅のおわりに行きついた場所はどこなのか、青年がこの旅で得たものはなにか、そして主人公が失ったものはなにか。
その答えから導かれる人と人との繋がりあいの優しさに、鑑賞後も心地よく深い余韻が残りました。
失ったものは二度と戻らないという現実の厳しさとともに、その先にある希望を教えてくれる作品です。
![メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬 スペシャル・エディション [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/31MK7M7ZAYL._SL210_.jpg)
![グラン・トリノ [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/41lxFL2xIYL._SL75_.jpg)
![カンバセーション・・・盗聴・・・ [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51fiU5eyJXL._SL75_.jpg)
![アパルーサの決闘 特別版 [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51bBiu4HqWL._SL75_.jpg)