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僕と未来とブエノスアイレス [DVD]

僕と未来とブエノスアイレス [DVD]
監督: ダニエル・ブルマン

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おすすめ度:
原題「Abrazo Partido」失われた抱擁。
ブエノスアイレスの商店街「ガレリア」を舞台にして、様々な人間模様の中に暮らす息子と母、長年の不在の末、戻って来た父親との関係を描く物語。

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  • Amazon.co.jp ランキング: #75608 / DVD
  • 発売日: 2006-08-25
  • アスペクト比: 1.78:1
  • ディスク枚数: 1
  • 形式: Color, Dolby, Widescreen
  • オリジナル言語: 日本語
  • 字幕: 日本語
  • 実行時間: 96 分

エディターレビュー

内容(「キネマ旬報社」データベースより)
『モーターサイクル・ダイアリーズ』のプロデュースを手掛けたダニエル・ブルマン監督による群像ドラマ。ブエノスアイレスに住む青年・アリエル。彼の元に、昔戦争に行ったきり戻って来なかった父が帰って来る。ベルリン国際映画祭銀熊賞ダブル受賞作。

内容(「Oricon」データベースより)
ブエノスアイレスにある下町商店街を舞台に、新しい未来を手に入れるため、ポーランド国籍を取得しようとする青年アリエルと、彼が生まれてすぐに戦争へと旅立ち、そのまま戻ってこない父との“初めて”の出会いを、ユーモアや愛情、切なさ、そして希望溢れる物語で描いたラテン・ムービー。第54回ベルリン国際映画祭銀熊賞をダブル受賞。


カスタマーレビュー

青年の成長譚とそれを取り巻く人々4
ブエノスアイレス市井の小さな商店街、そこで生まれ育ったユダヤ人青年アリエル。
彼は商店街という狭い世界から飛び出し広い世界を目指し、ポーランド国籍を取得しポーランドに移住しようと試みる。
ポーランドに行くと決めてからは、いつもの生活が変わったものと感じ、そしていままで抑えていた父親への思いがあふれ出してくる。
何故父親が自分を捨ててイスラエルに移住したのかを考えていくうちに、彼自信自分を発見し成長していく。そしていままで変化が無かったと思った商店街の社会にも日日様々な変化がある事に気付くのである。そして父との再会の日が訪れるが彼との時間を埋めるのはたやすい事ではない。
この映画の監督がユダヤ系移民であるや故に彼の視点、そして彼の人生や多くのユダヤ人の思いを彷彿させる映画でもある。
過去のあまりの悲しみ故に歌を忘れたカナリアとなった祖母が、歌を取り戻す姿が印象的である。

原題は「El Abrazo Partido」、「断ち切られた抱擁」。ベルリン映画祭の銀熊賞受賞作品。3

 ブエノスアイレスの青年アリエルはポーランド系移民の3世。商店街でランジェリー・ショップを経営する母親を手伝っている。父親は家族を置いて中東戦争に出たまま帰らず、今はイスラエルに暮らしている。鬱々とした日々を何とか打開しようと考えるアリエルはポーランド国籍を取得し、ヨーロッパ移住を決意する。そこへ突然、父親が帰国して…。

 父親の出奔に関して無関心な様子の母にアリエルは憎まれ口をたたき、幼馴染だったステラにふられた後は、妖艶な年上女性リタと明確な将来も見据えずにつきあっています。彼は、何かをなし遂げているわけではありませんし、なし遂げたい何かを見つけたわけでもありません。商店街の奇妙な隣人たちとのつきあいからも距離を置く彼には、自分の未来がこのブエノスアイレスにあるとはとても思えないのです。思いが沈むばかりの毎日を解消する彼の唯一の手段が、ポーランド人になること、というわけです。

 そんなおよそ能動的とはいえない彼の物語は父親の出現を機に、大きく転換していきます。そして父親との関係を真摯にみつめる決意をしたとき、彼は生きていくことに対してほんのわずかですが前向きになることができます。まさにその瞬間、原題に込められた「抱擁」が初めて彼を暖かく包むことになるのです。

 青年の成長譚としてはなかなかの物語となっていますが、映像面で大いに不満を感じた点があります。三脚をほとんど使わず、手持ちカメラで撮影を通したその演出的意図を測りかねるのです。クイック・ズームを無闇に多用するなど、ショットの揺れが激しく、船酔いしてしまいそうでした。テレビドキュメンタリーでは珍しくない手持ちカメラによる撮影は、こうした映画に擬似ノンフィクション的雰囲気を与える効果がありますが、そもそもこの物語にそうした映像手法が必要であるとはとても思えません。カメラワークに小細工がなかったら☆4つをつけたところです。

爽やかな南米映画に拍手!!5
主人公のアリエルが、すっごくすっごくいい。
迷ったり傷ついたりするモラトリアムな若者を
うまく描いている、と表現してしまうと陳腐だけど、
それだけでなくアルゼンチン人男性の少し引き気味な感じ
(イタリア人のようにLatino、Latinoしてない感じ)
をものすごく上手に表現する俳優さんだなあと思いました。

アルゼンチンの移民問題はイギリスなどのヨーロッパ諸国と
違ってまた独特で、特にユダヤ人の人たちは複雑な
立場におかれていることでしょう。しかしアリエルという
一人の男性の姿を通じて説教くさくなく
コミカルに爽やかに描いているところが◎。
特にポーランド人になりたい理由を述べるシーンが
愉快すぎて笑えました。すごくかわいい!
ロケ地である、ブエノスアイレスのオンセ地区は
語学留学中訪れてみました。決して治安の良い地域では
ないけれど、映画は非常に忠実にあのエリアの雰囲気を
描ききっていたと思います。本作の名監督に拍手!!