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ハンバーガーを待つ3分間の値段―ゲームクリエーターの発想術 (幻冬舎セレクト)

ハンバーガーを待つ3分間の値段―ゲームクリエーターの発想術 (幻冬舎セレクト)
By 斎藤 由多加

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  • Amazon.co.jp ランキング: #220279 / 本
  • 発売日: 2006-01
  • 版型: 単行本
  • 189 ページ

エディターレビュー

出版社 / 著者からの内容紹介
奇抜で役立つ思考法!
『ほぼ日刊イトイ新聞』の大好評連載が一冊に!! 人気ゲームソフト『シーマン』や『ザ・タワー』の開発者は、誰もが素通りしてしまうような”さりげない光景”を通じて、世の中の構造を解き明かしていく。七二点の写真とともに、天才ゲームクリエーターのとどまることを知らない「思考法」を大公開! 読めば読むほど社会の仕組みが見えてくる面白エッセイ。

内容(「MARC」データベースより)
ゲームソフト「シーマン」の開発者が、世の中の構造を解き明かす。そのとどまることを知らない思考法を、72点の写真とともに大公開した面白エッセイ。『ほぼ日刊イトイ新聞』での連載などをもとに構成、単行本化。

著者について
斎藤由多加/ゲーム作家
1993年にシミュレーションゲーム『ザ・タワー』を発表、全米ソフトウェア出版協会ベストシミュレーション・ オブ・ザ・イヤー賞などを国内外で受賞。95年度日経BP社ベンチャー・オブ・ザ・イヤー受賞。99年『シーマン~禁断のペット~』を発表。99年度文化庁メディア芸術祭、第14回マルチメディアグランプリ 英国EDGE誌EDGEAwards 2000、第4回CESA日本ゲーム大賞優秀賞、GameDevelopers Choice Awards2001など受賞。 2006年春には音声認識を使った人海戦術落城ピンボール『大玉』を発表予定。著書は『マッキントッシュ生誕の真実』『林檎の樹の下で』(毎日コミュニケーションズ刊)、『ジャン=ポール・ガゼーの日記 失われた24日間』(幻冬舎刊)など。


カスタマーレビュー

ゲームクリエイターの決断5
いつでも、どこにいても、面白いゲームを作ることだけに専念していることが、ひしひしと感じました。
電車の中で重要な決断をした場面は手に取るように分かりました。
追い詰められても、絶対にあきらめない、という気持ちを持つ著者なのでしょう。
そして、追い詰められたときにアイデアが出るように、面白い現象をいつでも撮っているのではないでしょうか。
そのデジカメで撮った画像を何度も眺めて、アイデアを練っているのだと思います。

「アレッ?」と思うこと5
「ザ・タワー」「シーマン」といった、ゲームを全然しない僕でも耳にしたことのある作品を創り出したゲーム作家の思考法、というのが気になって手に取りました。

著者は日常生活の中で「アレッ?」と思った場面を写真に撮ります。
コカコーラの自販機で、350mlの缶と500mlの缶が同じ値段で並んで売ってる。アレッ?
グアムの入国審査では2時間並んだのに、香港ではスイスイ入れた。アレッ?
Windowsのデータコピー中のダイアログに表示されるバーグラフって、何を示しているの? 「データ量」? 「時間」? アレッ?
プレイステーションとゲームキューブでは主電源スイッチの位置が違う。アレッ?
「月決駐車場・無断駐車厳禁・罰金2万円頂きます」。アレッ?

「アレッ?」と小さな違和感を持った瞬間に写真におさめておき、後でゆっくり考察してみる。すると思いがけない理由や発見がある。
それをちゃんと言葉や文章で表しているところが、「この人、スゴイ」と思いました。「VOW」みたいに面白がって終るんじゃなくて、もう一歩踏み込んで考えてみる。なるほど。

でも、みなさん、そもそもこんなに「アレッ?」と思ってますか?
僕は著者が気になって写真を撮った場面の多くを、無反応で通り過ぎていました。「当たり前」の基準が高くなっちゃってるんですかね? 世間ずれ?
クリエイターに限らず、「アレッ?」と思うことは実はすごく大切なことなんじゃないかな、と思います。
新しいアイデア、人を惹きつけるアイデアは人を巻き込んで、動かします。
今必要なのは、漠然としたアイデアじゃなくて、言葉できちんと伝えられる新しいアイデアと、揺るがない「個」なのかな、と考えさせられました。

誰もが素通りする「現象」の裏側にある「本質」を洞察する発想4
  著者はゲームクリエータだけあって、モノの見かたが一味違います。著者は、冒頭で
「現象」の反対語は「本質」ということを紹介し、本質を発見するためには、あまのじゃくな
視点が必要といいます。「コーラは本当に美味しいのか?」、「ディズニーランドでは行列
待ちをしても何故不快感にならないのか?」、「プリクラの画像は左右反転していた」など
興味の湧く事例が豊富にあります。著者がプロデュースしたシーマンの音声認識率を高
めた秘密は、ゲームユーザ側の学習にあったとは、今更にして一本取られた思いです。
  普段、素通りしてしまう「現象」の裏側にある「本質」を考えるきっかけになる一書とし
てお勧めします。